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縄田健悟・山口裕幸・波多野徹・青島未佳 (2015).
企業組織において高業績を導くチーム・プロセスの解明
  
心理学研究, 85, 529-539. →[ 本文(PDF) ]

【タイトル】
企業組織において高業績を導くチーム・プロセスの解明

【要約】
これまで多くの研究者がチームの業績や成果(チーム・パフォーマンス)を高めるチーム・プロセスのモデルを提示してきた。しかしその大半は,チーム全体で一つの一時的課題に取り組むクルーを対象としたものである。成員が相互作用しながら中長期的課題に個人で取り組むことの多い企業組織のビジネスチームにそのまま適用できるものではないだろう。本研究の目的は,ビジネスチームにおいて,チーム・プロセスがチーム・パフォーマンスへと結実する全体的過程を解明することである。本研究では,Dickinson and McIntyre (1997) のチームワーク・モデルを修正し,企業組織のビジネスチームにおける影響過程モデルを提唱し,検証を行った。5企業の従業員(member N = 1400, team N = 161)に質問票調査を行い,チームレベルの効果を検討した。分析の結果,チーム・プロセスは,“目標への協働”と“コミュニケーション”の2側面から形成されていた。さらに,コミュニケーションが目標への協働を高めるチーム・プロセスの結果として,経常利益や販売数などの定量指標・上司評定指標・自己評定指標の全てのチーム・パフォーマンスが高まるというチームレベルの影響過程が得られた。これらの結果を踏まえ,企業組織においてチームワークがパフォーマンスを高める全体的影響過程について考察した。
 

【もっと簡単な要約】

・企業組織のビジネスチームのチームワークの全体的影響過程を検討。
・5企業の従業員(member N = 1400, team N = 161)に質問票調査を実施
・分析結果(1): チーム・プロセスは「目標への協働」と「コミュニケーション」の2側面から構成
・分析結果(2): チーム・パフォーマンスへの影響過程は「コミュニケーション→目標への協働→パフォーマンス」
       という影響過程
 

【キーワード】
チーム・プロセス, チームワーク,チーム・パフォーマンス, ビジネスチーム, 組織コミュニケーション
team processes, teamwork, team performance, business team, communication in organization



 


 



 





 



 

 

 

最終更新日:2016/06/23

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